ついに、床の解体が始まりました。実際に解体していくと30畳の広さを実感せずにはいられませんでした。やってもやっても終わらない…これは、最後までずっと感じ続けましたw
そして、開けると想像していたよりもカビの範囲は広く傷んでいた根太と、傷んでいる大引きを取り去る作業が始まりました。廃材は捨てやすいように、細かく切っていきます。床下を開ける、切る、掃除する…これをひたすら繰り返していきます。埃…埃…埃… すごい埃です。 それにしても30畳広い…
そんな中で掃き掃除をしていると癒しを発見!
おそらく、これはワンちゃんの足跡? 解体をしていると、時々こういうものが現れます。別件で築56年のマンションの解体をしていた時も、床下から大工さんが飲んだ牛乳のフタが出てきたり。年代モノです。
なぜ、部屋の真ん中にワンちゃんの足跡があるのか不思議でしたが、現場に来てコンクリートを固める際に歩いてしまったことには間違えがありません。その光景を想像すると、楽しい気分になります。
解体してみて分かったことは、想像していたよりも暖炉から雨漏りしていた範囲が広かったということ。カビがビニールカーペットの上にまで出ていたのは一部でしたが、あのまま放置していれば間違えなく、カビの範囲は増え広がっていたはず。
一部が表面に現れて、気づいてすぐに対処をしたから良かったのかもしれません。暖炉の壁は特に薄く外壁がタイル貼りだったこともあり、タイルの目地の劣化が大きな原因でした。
キッチンの前は、床下が土になっていて床下がここだけ下がっています。出入り口も通気口もあるわけでもないのに、ここだけなぜかとても深い空洞があります。何のための空間だったのでしょうか。
必要な解体が終わってから、レベルを合わせて大引き根太を施工していきます。また、これも果てしない作業…しかも、床の高さがガタガタだったのでレベル調整が大変でした。
床下に駐車場があることで、とにかく床が冷えてエアコンをつけても部屋が広いのもあり、あまり暖かくないから、床断熱を強化したい。との施主さんのご要望。スタイロフォーム(断熱材)の会社に電話をして、どうすることが一番暖かく、効果があるのかを聞いてみると2重に貼ること、とのことでした。夢に見るほどスタイロフォームを敷き詰めていきました。そして、泊り込み作業をした日にはスタイロフォームの間で寝ました。笑 スタイロフォームを山の形にして寝ると暖かいということが分かりました。お尻の下に敷いて座っても暖かいし、なかなかの優れものです。防災グッズに座布団くらいの大きさのものを入れておいてもいいのかもしれませんね。
30畳のスタイロフォーム2重貼りは今となっては良い思い出です。笑
下地を貼って、もう終わりが見えてきた〜と思ったのですが、甘かった…完成への道は(その4で)
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