2020-07-01

廃材をうまく生かすこともDIYリノベの楽しさ〜その4〜

子育てカフェeatocoのリノベ、オーナーであり施主さんの阿部さんがあるものを大切に使いたいという気持ちを持っている方だったこともあり、廃材を大いに利用したリノベとなりました。

初日に剥がした天井ボード。むき出しになった天井下地を生かすため、色付きのニスを塗ってみようということになりました。

仕上がりはこんな感じ。

しかしやってみて天井を見上げてみると… 雰囲気はあるのですが天井が低くなるので開放感がありませんでした。施主さんが悩みに悩んで、最終的に天井下地板の裏に埃が溜まっても掃除がしにくいことなどを考えるとない方がいいかな。ということで、剥がすことになりました。やらずに後悔するよりは、やってみて考えるのもDIYリノベーションのいいところ。失敗は成功のもと。ということで、剥がしていくことになりました。

剥がしてみると案の定、大量の埃が落ちてきました。マスクをしていても鼻の穴まで真っ黒です(笑)お掃除やメンテナンスのことを考えると剥がして正解でした。

そして、その剥がされた天井下地板は様々なところで活用されました。例えば…

お隣の家のトタンが見えていた隙間があったので、そこを天井下地板で塞ぎました。色を塗っていたので、いい感じに古材の味わいが出ています。

他にも、カウンターの装飾として利用しました。

そして、施主さんがお隣さんから頂いたという杉板を床板に使いたいというご要望がありました。

さて、どんな感じで貼りましょうか?というミーティングで、施主さんが言いにくそうにヘリンボーンにしたいと。「やりましょう!」ということで、1枚ずつサイズにカットし、カンナ、ヤスリをかけてヘリンボーン用の板を作っていきました。

試しに並べてみるとどんな感じになるかというと

いい感じ〜♡

そして、ヘリンボーンは墨出しが命。ヘリンボーンを貼っていく作業は楽しい♬

DIYでやっているとトラブルも時々起こります。施主の阿部さんがお隣さんから頂いたという端材を利用して作ったへリーンボーン用の板が足らなくなりました。同じ素材をホームセンターに買いに行ったらなんと品切れ…う〜ん困った。ということで、急遽同じ厚みの天井の下地板を使うことになりました。色が随分と違うので目立つかなと思ったけど、思いのほかすごくいい感じの味になりました!。

一件落着。。。

わざと裏面の文字を見えるようにしたりすると、むしろ全部同じ素材でやるよりも味のあるいい感じに仕上がりました!

そして、どうしても雰囲気も暗くなってしまう土壁部分をどうするか…昭和の雰囲気の土壁、このまま生かすか、上から白の漆喰を塗るか、もしくは全て土壁を剥がしてペンキを塗るか散々迷いました。

キッチン周りは、漆喰の厚塗りをしてしまうと汚れた時に上から塗り替えができなかったり、汚れを拭き取りにくかったりするかもしれないね…ということで、ペンキを塗ることにしました。

というわけで…ひたすら土壁を削ります…これできっと二の腕も引き締まるだろう…筋トレだと思い必死で施主さんと一緒にひたすら削りました。

相当なエネルギーを使いました。笑

そして、やっと剥がれた壁にチリを落としてその上からペンキを塗っていきます。

そうこうしているうちに、最強の癒し系助っ人登場!学校を終えた野球少年、将来大工を目指す(笑)という、いつも現場を楽しみに訪れてくれるバナナが好物というY君が仕上げを手伝ってくれました。

土壁のザラザラが少し残っているので若干漆喰風にはなったけど、空間は明るく広く感じるようになりました!

ということで、端材や、元あるものをうまく利用してDIYリノベは順調に進行してきましたが、実は今日が最終日。これから、最後のヘリンボーンを貼って最終仕上げをしてきます。

天井下地板は、カウンターの装飾にも入っています。あるものを無駄にしないって最高に気分がいいものです!あるものを大切に使うDIYリノベは、想いが受け継がれこれからも大切に使われる、これぞまさに地球環境にも優しく、アップサイクル、ARTサイクルです。

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